iPad(のiBooks)やKindle対応の電子書籍を作成・販売できるオンラインサービス「パブー」がスタート

2010年6月22日

電子書籍を作成・販売できるオンラインサービス「パブー」

GMOインターネットグループの paperboy&co.(ペパボ)が運営するブックレビューサイト「ブクログ」で、個人向け無料電子書籍作成サービス「パブー」の提供を開始しました。

  ▶ パブー

簡単に言うと、無料オンラインサービス「パブー」では、ユーザー登録した後、ブログ感覚で電子書籍が作成でき、作成した電子書籍を「パブー」サイト上で公開・販売することもできます。

また、EPUBおよびPDF形式のファイルも自動作成され、iPad(のiBooks)やKindleなどの電子書籍リーダーで閲覧もできます。

電子書籍を公開する際には、無料または有料を選ぶことができ、有料で販売する場合には10円〜3000円の販売価格を設定できます。

販売価格から手数料を差し引いた70%が作者の報酬。無料で読める試し読みページの分量も設定できます。


外部ファイルの読み込みから電子書籍を作成するといったシステムを含め、まだまだシステム的に未完な部分はありますが、電子書籍を作成・出版したい人にとってはかなり理想的なシステムとなっています。

ただし、販促の面ではまだまだと言えそうです。
無名な作者がその本(電子書籍)を読んでもらうのはやはり至難の業でしょう。

また、ブックレビューコミュニティサイト「ブクログ」についてですが、すみません、レビューと言えるレベルではありません。なかには真面目に書いている方もいますが、つまらない掲示板への書き込みのレベルのものも沢山あります。

ここに比べれば、Amzonのブックレビューのほうがよっぽど有益な書き込みと言えます。

書評自体、本来かなり高次元の作業なわけで、歴史的に考えれば、書評を書く人自体、著名な作家だったりしたわけです。
本来は、いかなる書評を書くかによって、書評を書いた人自身が評価の対象になるほど厳しい世界であり、職業だったはずです。

まあ、もうそれは昔の話なのかもしれませんね。

しかもレビューにはアフィリエイト(小銭稼ぎ)の影と被リンク獲得手法の影が常につきまとっています。

なんだかな〜。
どっち付かずのブックレビューサイトにしか見えないんですよね。

もっと大人なブックレビューサイトが誕生することを期待したいですね。


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iPadを使ってみて〔2〕アプリ全般

2010年6月20日

AppleのiPadを使い初めてから2週間が経ちます。
使っていると徐々に問題が顕在化してくるものですね。

1.iPad用アプリケーション(iPad App)の全般的な使い勝手

基本的にiPad用のアプリは別々の業者によって、独立して作成されたものであるため、アプリによって使い勝手がバラバラで、必ずしも多くのアプリを直感的に使えるものではありません。

例えば、同じ本読みアプリでも使い勝手が違い過ぎです。
本来同系統のアプリであれば似たような操作で、似たような動作をしてくれたほうが利用者にとってはありがたいです。
ホームやインデックス(=目次)ページへ戻るのも意外なほど手こずります。

それはまた、アプリ上に登場するアイコンにも当てはまります。
アイコンなのに、何を意味するのか直感的に判らないような図柄が多く、アイコンの意味を果たしていないケースも多々見受けられます。


2.実際の雑誌や新聞のようにパラパラとめくるようにページを見るのはやっぱりiPadでも無理

使い始めの頃はよく「産経新聞HD」などのiPadアプリで見る新聞を最初から最後まで目を通していましたが、使い慣れてきて、取り立てて興味ある記事を掲載していないとわかってくると、1面から22面までページをめくるのは、動作的にも時間的にもほとんど苦痛以外の何ものでもなくなります。実際の新聞をめくる作業のほうがやはりまだましです。

このことを踏まえると、100ページ以上もある電子雑誌を読むか?と言われたら、まず絶対に無理!と答えます。

余程好きな書籍か、余程暇を持て余していなければ、わざわざiPadを使って雑誌を読むことはなくなるでしょうね。


3.情報量が充実してくると、かえって雑然とし、また意外なほど重く遅い動作に

たとえば「楽天BOOKSチラよみ」という雑誌紹介・購入アプリがありますが、掲載する雑誌の種類が少ない時は、面白がってみていましたが、徐々に数が増えてくると、雑然とした並びでは、訳がわからなくなってきます。
さらに、紹介する雑誌の数が増えると、読み込み時間がやたらと掛かるようになり、フラストレーションに繋がります。
このことは雑誌に限りません。「ITmrdia」などの情報提供アプリも同様に1ページの情報量が増えると、画像の表示まであまりにも時間が掛かり、途中で諦めて、アプリを閉じてしまうこともしばしばです。


4.予想されたことですが、通販のごり押しは正直ウザイ!

iPadのアプリまだ発展途上の黎明期にあると言えるのかもしれませんが、それにしても、「楽天BOOKSチラよみ」は一ヶ月も経たない内にウザいアプリと変貌してしまいました。

「楽天BOOKSチラよみ」では、中の雑誌のページをめくり、そこに楽天市場で購入できるアイテムがあると、アイテムの写真上が一瞬黄色く光るようになりました。クリックすると楽天市場で購入できる仕組みです。
当然こうしたことは予測できましたが、ページをめくる度にかなりの面積が黄色く光るのは正直ウザイです! 実店舗で商品を見ているとすかさず寄ってくる店員よりもウザイです。買う気があれば、嫌でも探しますし、目印など無くともクリックを試すというものです。

同様のアプリはこれから数多く登場すると思いますが、決して楽天の真似はしないほうがよういでしょう。


5.iPad用アプリケーション(iPad App)はアップデートが余りにも多すぎる

このことは何も登場したてのiPadだけでなく、iPhoneアプリにもあてはまることですが、アプリケーションの完成度が低いのか、それともバグだらけなのか、いずれにせよひとつひとつのアプリケーションに対するアップデートがやたらと発生します。二三日おいてiPadを立ち上げると、必ずと言っていいほどアプリのアップデートを促されます。

ある意味、マメに改善することは良いことなんでしょうが、度が過ぎると面倒なだけになります。最初から完成度の高いアプリを作ってもらったほうがよほどありがたいです。

iPod touch・iPhoneアプリでは、自分の場合、段々とアップデートするのが面倒になり、放っておいたら100件以上もの未アップデートがある始末になりました! もうアップデートするのすら苦痛です。ちなみに面倒なので、そのまま放ってあります。

検証がきちんとなされないまま、急いでiTunes Storeで公開・販売してしまうため、やたらとアップデートしなければならない状況になっています。是非アプリの開発はもっと完成度の高いものに改善していただきたいものです。


色々マイナス面で気になったことを指摘しましたが、一番の問題は、書籍や雑誌を読むためにいちいち別のアプリを使わなければならないことでしょうか。いちいち別のアプリを立ち上げるのというのは面倒だし非効率的です。一体いくつのリーダーアプリをiPadにインストールしておかなければならないのでしょうか?

iPad、まだまだ改善点がいっぱいですね。


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グーグル検索にレシピ検索機能が追加

2010年6月16日

グーグル検索にレシピ検索機能が本日追加されました。
食材や料理の名前で通常のキーワード検索をした後、
左側のナビゲーションパネルから新設された「レシピ」を選択すると、
料理のレシピが写真とともに検索結果に表示されます。
(通常検索結果には同一ドメインのホームページから2ページまでとなっていますが、レシピ検索の検索結果には同一ドメインから沢山の検索結果が表示されます。)

なお、検索オプションからは「調理時間指定」、「カロリー指定」、
「ソース」別にレシピの検索結果を絞り込むことが可能となっています。

「ソース」をもう少し詳しく説明すると、
レシピが掲載されている主なドメイン(=サイト)別に検索結果を絞り込むオプションで、料理の種類によって表示されるドメイン名(=ウェブサイト名)が変化します。

yahoo.co.jp、excite.co.jp、goo.ne.jp などのポータルサイトが表示されるのは、それぞれのポータルサイトが通常サブドメインでレシピ・グルメ情報のページをもっているからです。

ポータルサイトの他には、クックパッドやオイシックスなどのレシピサイトや食材(販売)サイトなど比較的規模の大きなウェブサイトが表示されます。

さくらんぼレシピの検索結果


なお、ブログ投稿「グーグルの検索結果でクッキング情報を効果的にアピールするリッチスニペット「レシピ」とは?」でご紹介したように、ホームページ作成の際、特別なマークアップをすることで、写真・調理時間・カロリー・レビューなどの情報が検索結果に対して表示されるリッチスニペット「レシピ」を最大限に活かすことが可能となります。

  ……………………

余談になりますが、
レシピ検索の例を示すために検索キーワード「さくらんぼ」で
検索してみたところ、
さくらんぼレシピが意外なほど多いので驚きました。

でもやっぱり、さくらんぼはそのまま頬張るのが1番ですよね。

おいしい山形のさくらんぼ「佐藤錦」は、
こちらのエーコープ庄内さんの旬鮮館通販サイトからどうぞ!
(2002年から変わらぬデザインの通販ホームページです。)
6月20日(日)までの販売となっています!

6月中旬過ぎの佐藤錦は熟し具合がほどよく、
やわらかくて甘味たっぷり。
(固くてすっぱいのがお好みの方にはちょっとオススメはできませんが。)
個人的には甘くてほんのりやわらかい食感のさくらんぼが大好きです。
毎年この時期には、
赤い宝石「佐藤錦」をお腹いっぱい食べる、
大人食いが恒例行事となっています。

本場山形の「佐藤錦」
みなさんもオススメです!


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検索インデックス化が50%新鮮になったグーグル検索「Caffeine」

2010年6月11日

8日に米グーグルが新しい検索インデックスシステム「Caffeine(カフェイン)」を全世界で導入したと発表しました。

  ▶「Our new search index: Caffeine
   (グーグル公式ブログ、英語)

これによりグーグル検索の対象となるホームページがこれまでより短期間にインデックス化(=グーグルの検索対象化)されることになります。

これまではホームページを更新した際、
それがグーグルの検索結果に反映されるまで時間を要していました。
その反映されるまでの時間が短縮されるというこです。

グーグル公式ブログによれば、「Caffeine provides 50 percent fresher results for web searches than our last index(=新しいシステム「カフェイン」は従来のインデックス化より50%新鮮な検索結果を提供します)」とあります。

処理が早くなることは、情報を発信する側とすれば、
歓迎すべきことですね。


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Safari Readerは既にiPadで使われていた?

2010年6月10日

iPadのアプリにITmediaなるものがあります。
ふとそのアプリを使ってIT情報を読んでいたところ、
パソコン上で覧たホームページの内容と一緒であることに気づきました。
そこで、まじまじと見比べてみると、あることが判りました。

iPad上のアプリのITmediaから記事を開いたものと、
パソコン上のブラウザーでITmediaのホームページに進み、その記事をSafari Reader形式にして開いたものがほぼ同じなんです。

iPad上のアプリITmediaから
iPad上のアプリITmedia

   ▼

iPad上のアプリITmediaの目次ページに進み
iPad上のアプリITmediaの目次ページ

   ▼

iPad上のアプリITmediaの記事ページを開く
iPad上のアプリITmediaの記事ページ

   ▼

iPad上のアプリITmediaの記事ページから(上画像左下の地球儀マークをクリックすると)、更にiPad上でウェブページへ進める
iPad上のアプリITmediaのウェブページ


ちなみに、下画像はパソコン上の記事のウェブページと
それをSafari Readerで開いた状態です。

パソコン上のITmediaのウェブページ
パソコン上のITmediaのウェブページ

   ▼

パソコン上のITmediaのウェブページをSafari Readerで開いた状態
パソコン上のITmediaのウェブページをSafari Readerで開いた状態

どうです? 写真と日付と記者名の有無を除けば一緒だと思いませんか?
(iPadのほうには画面の左右に黒フチがあり、実際に見たほうが似て見えます。)

IPad用のアプリとパソコン上のブラウザーSafari Readerの仕組みまでは今のところ判っているわけではないので、何とも言えませんが、近い仕組みで表裏一体となっているのではないでしょうか?
(もう少し詳しい情報が判明しましたら、改めて取り上げたいと思います。)


どうしてSafari Readerにこだわるのかと言えば、
ホームページ中の文章を機械がどのように識別しているかに注目しているからです。
延いては、この識別能力は検索エンジンがホームページの文章をどのように捉えることができるかという技術と無関係ではないと考えているからです。

片やアップルの技術、片やグーグルの検索技術ではありますが、
ホームページ中の必ずしも整然と並んでいない文章や文脈を機械がどこまで識別できているのかの一端が判り、分析することで検索エンジン対策にも役に立つかもしれません。


6月8日のブログ「Appleのブラウザー、Safari 5登場、Safari ReaderはiPadへの布石?」で書いたSafari Readerで判ったこと(1〜4)に追加します。

5.
掲示板の板の中で、一番長文がSafari Readerの対象になることがありますが、必ずしも掲示板の板の中での一番長い書き込みがSafari Readerの対象になるとは限りません。

6.
Safari Readerはオンラインでは機能しますが、オフラインのパソコン上にあるHTMLファイルに対しては反応しません。
(RSSフィードの機能はオフラインのパソコン上のHTMLファイルに対しても機能します。)
このことから、Safari Readerはオンライン上でしか機能しないということが判ります。(と言うことは、ウェブページに対してSafari Readerが機能するか否かの判断はクライアント側のパソコン上では行われていないということなのか?)

今回はここまでです。
また何か判りましたら公開したいと思います。

そう言えば、iPnoneやiPod touch上のアプリITmediaをまだチェックしていません。後ほどチェックしてみます。


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ご注意ください! 偽装 Twitter(ツイッター)のフィッシングメールが大量に出まわっています

2010年6月9日

数日前から偽装 Twitter(ツイッター)の
フィッシングメールが大量に届いております。
ウンザリするぐらい沢山やってきます。。。

しかも下のメール本文のサンプル画像のように、
かなり巧妙に似せてあります。

偽装 Twitter(ツイッター)のフィッシングメール

メール本文内のリンク文字列は
本物のTwitter(ツイッター)のURLですが、
そのリンク文字列に貼られているリンク先(画像中、黄色になっている部分)は全く別のウェブページです。

ホームページで、日本語の文字をクリックすると
違うホームページへジャンプするのはご存じかと思います。
同じように、URL自体にもそのURLとは別のリンク先を指定することは
簡単にできます。

まっとうなホームページでは、
URLの文字列に貼られたリンク先は
そのURLのホームページへのリンクとなっています。
その常道を利用した偽装リンクです。
ご注意ください!

対応は、そのまま無視!
興味本位にクリックしないようにしてください。


  …………………


余談になりますが、
フィッシングメールということで、
以前このブログ「フィッシング(詐欺)サイトにご注意ください … mixi(ミクシィ)についても」で取り上げた
フィッシング対策協議会のホームページを確認してみましたが、
偽装 Twitter(ツイッター)のフィッシングメールのことは
載っていませんでした。
緊急情報にも載っていません。

どうなっていることやら?

しっかし、相変わらずわかりにくいサイトです。
どうやったらトップページに行くのかでまたしても迷ってしまいました。

ととほ、です。


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Appleのブラウザー、Safari 5登場、Safari ReaderはiPadへの布石?

2010年6月8日

新しいiPhoneが登場した今日、ほとんどなんの前触れもなく、
Appleのブラウザー、Safari 5が登場しました。
(既にAppleのウェブサイトから無料でダウンロードが可能です。日本語ホームページはまだSafari 4となっていますが、ダウンロードページではSafari 5がDLできます。)

新バージョンでは、JavaScriptエンジンの高速化、
HTML5対応の強化など様々なブラッシュアップが計られていますが、
中でも今回は「ホームページを読む」ことに専念できる新機能、Safari Readerについて紹介します。

▽ Safari Readerが利用できるホームページには「リーダー」マークが現れます。

Safari Reader1


▽「リーダー」マークをクリックすると下画面のようなSafari Readerになります。ページの下に現れる「マイナスアイコン」や「プラスアイコン」をクリックすると文字サイズを変更できます。変更した文字サイズは別のサイトへ移っても引き継がれます。
(常に本文の文字の大きさを一定にして読めるということですね。)

Safari Reader2


▽ RSS対応のホームページの場合、「リーダー」マークを長押しすることで、RSSやAtomのフィードも読めるようになります。

Safari Reader3


Safari Readerについては、まだアップル側から詳しいの説明が公開されていませんから、自分が試してみて判ったことから。

1.
「リーダー」マークが現れるケースは、ある程度の分量の本文がある場合のようです。
HTML(テーブルレイアウト含)かXHTMLかは関係ありません。
RSS対応か非対応かも関係ありません。ただしRSS対応の場合、パーマリンクページのタイトル(=記事タイトル名)がSafari Readerのタイトル名になります。RSS非対応の場合、ページのタイトル名ががSafari Readerのタイトル名になります。

2.
ポータルサイトのトップページのようにコンテンツが沢山ある場合、「リーダー」マークは現れるケースもあれば、現れないケースもあります。

3.
RSS対応のブログサイトで、トップページへの記事掲載が複数あるような場合、「リーダー」マークは現われません。更に不思議なことに、その場合、個々の記事(=投稿)ページにも「リーダー」マークは現われません。

4.
Safari Reader内の画像については、表示されることもあれあば、表示されないこともあります。


確かにHTMLソースがこれまで通りの既存のホームページに対しての
Safari Reader対応ですから、対応・非対応の基準は曖昧です。
(いずれはもう少しはっきりしてくるのかもしれませんが。)


確かなことは、この「ホームページを読む」機能は、
iPadでのウェブブラウズ用のものだということです。
画面をタップして文字を大きくしなくても、ホームページの文字を読むことに集中できます。
(自分が「iPadを使ってみて〔1〕ブラウズ編」で希望したのとは少し違いますね。)

近々、iPadのSafariにもこのSafari Readerの機能が搭載されるでしょう。


  …………………


なお、このSafari 5ですが、対応バージョンはWindows 7/Vista/XP SP2とMac OS-X 10.6.2/10.5.8以上となっています。

自身のMac OS-Xでは、Safari 4に「SIMBL」と「SafariStand」を組み込んでいたところ、Safari 5にアップデートした際、バグのオンパレードとなってしまったことを付け加えておきます。外したら安定した動作になりました。ご注意ください。


*********************


Safari Readerについては、6月10日のデザクロ-ブログ


で引き続き取り上げています。よろしければどうぞ。


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iPadを使ってみて〔1〕ブラウズ編

2010年6月6日

発売から1週間ほど経った昨日、わが社にiPadがやってきました。

iPod touchとiPad、後ろは23インチ、30インチ、23インチシネマディスプレイ
iPod touchとiPad、後ろ23インチ、30インチ、23インチシネマディスプレイ

いや〜、予想していたよりずっとオモシロイです!

iPadは、“操作する” というより “触れる” という感覚ですね。
(実際、触れて操作するわけですが . . . )

ネットブラウズに関して言うと、
“操作してホームページを見る” というよりも、
“ホームページに触れる” という感覚。

iPadをしばらくいじった後に、
iPad上のブラウザーでグーグル検索をした際、
表示された検索結果画面の次のページに進もうと
思わず中指で画面をなぞり、左から右にページをめくろうとしていました。

  あれ? なんで次のページに行かないんだ?

  おお、そうか、ページ下にある「次ページへボタン」を
  クリックしなければ進めないんだ。
  めんどくさ。。。

少し先の話になるかもしれませんが、技術的に、
ホームページのソースにページ番号を組み込むと、
iPadではその番号に沿って、指でページをめくれるようになれば
便利だろうと考えます。

しかもこれだと、他のリーダーアプリを使わなくても
iPadのウェブブラウザー上で簡単に覧られるし、
これまでのホームページのコンテンツを財産として
有効かつ簡単に利用できます。
(大規模サイトではあまり意味ないでしょうが、小規模なホームページでは充分有益だと思います。)

実際に現在の技術で簡単に実現できることでしょう。
URLと数字(=ページ番号)の組合せからなるメタタグ指定を新設するだけで、いわゆる本にページをふるように、各ウェブページにページ番号をふれます。
メタタグの処理で済ませれば、Web標準という問題もクリアできます。
ウェブページへのページ設定が実現すれば、iPadのみならず、通常のパソコンでも以下のようなことが可能となるはずです。
  「左右矢印キー」を使っての移動
  「コントロール(Macではコマンド)キー」+「0」でトップページへ移動
  「特定のキー」でホームページの各ページのサムネイル表示
サムネイル表示などは既にPCのブラウザー Safari や Google Chrome、Opera などのホーム画面に設定できるものと同様の技術で可能です。
逆にこうして考えてみると、今までなぜこうした技術をパソコンのブラウザーに組み込まなかったのかのほうが不思議なくらいです。
特に検索結果のページとかブログのサイトのように、順序だって並ぶページのサイトや時系列に並ぶページのサイトにはもってこいです。


またこれまでは、
新聞や雑誌をウェブブラウザーやPDFファイルとして、
パソコンの画面で読みたいとか、見たいとは
まったく思いませんでしたが、
iPadならアリだな、って思いました。

これは間違いなく人の生活の感覚に起因しているように思います。

新聞や雑誌はかしこまって読んだり見たりするものじゃないんですよね。
畳のであぐらをかいて読んだり、ベッドの上で横になりながら見る、
ずっともっとカジュアルなものでしょう。
iPadだとそれができるんですよね。

iPadには新しい技術は特にないと言われます。
にも拘わらず革新的だと言われています。

それは、パソコン上で見るよりずっとラフな感覚で
情報に接することができるようになったからもしれませんね。
その感覚こそがiPadの革新性なんでしょう。
(ノートパソコンはキーボードが邪魔だし、携帯電話やスマートフォンは画面が小さすぎます。)


正直、グーグルの検索結果画面を目にしたとき、
なんてつまらないページかと感じました。
(PCの時はそれが普通だと思っていました。)

同時に昨日から、いくつものウェブサイトを閲覧してみて、
iPad上で映えるホームページとそうでないホームページの違いが
自分の中ではっきりと判ったことは大きな収穫でした。

当面、iPad上でホームページの視覚的ライバルとなるのは雑誌です。
雑誌の美しいレイアウトに見劣りするようなホームページは
iPadでは見られなくなるでしょう。
(ホームページを雑誌のようなレイアウトにしろと言っているわけではありません。)

当面と書いたのは、iPad上の雑誌のクオリティは次第に落ちていくと予想されるからです。
なぜならiPad専用の無料雑誌が登場してくるでしょうから。
現在の雑誌のプロではなく、にわか雑誌編集者も沢山登場してくるでしょう。
そうなると大手出版社が発行する今の雑誌のような高いクオリティは必ずしも確保できなくなるからです。

小汚いホームページや煩雑なホームページは、
早いうちにきちんとレイアウトされ、判りやすくデザインされたホームページに改善することをオススメします。

そうしないと、
この先、生き残ることすらできなくなりますから。


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「CNET Japan」が全面リニューアル。リニューアルが常に成功するとは限りません

2010年6月2日

2日前の5月31日に、IT関連ニュースサイト「CNET Japan」が全面リニューアルされていました。

長年ウェブの仕事に関わり、様々なサイトのリニューアルをみてきましたが、いちユーザー(=閲覧者)として、これほどリニューアルされて戸惑ったことはありません。

真っ先に惑うのは、ナビゲーションの階層と名称の変更です!
どこに行ったらこれまで毎日ゲットしていた情報を得られるのか、
全く判らなくなってしまいました。

リニューアル前の「CNET Japan」
以前のCNET Japan

リニューアル前の「CNET Japan」、確かにナビゲーションバー(青色で囲まれたボタン)の項目数は多いですが、直感的に判ります。最大でもナビ用ボタンは8つ以内にが望ましい。


リニューアル後の「CNET Japan」
リニューアルしたCNET Japan

ナビゲーション自体(オレンジ色の箇所)が階層化されているのは許せるにしても、項目名を直感的に理解することができない。更に下にある「クローズアップ」ボタンが、利用者を混乱させます。これだけ紛らわしい場合、最低限「パンくずリスト」は作るべきでしょう。


更に悪いことに、自分が最も嫌う表示方法、記事を細切れにして、
PV(ページビュー数)を稼ぐという姑息な手法をリニューアルで取り入れています。

「続きを読む」前
「続きを読む」前
        ▼
「続きを読む」をクリック後の全文
「続きを読む」後の全文

記事がたったの5行しかないのに、わざわざ2行表示し、「続きを読む」をクリックさせようとする姑息な手法=レイアウト。


ひと言でいえば、ユーザーのことを全く考えていないリニューアルです。
くどいようですが、大手企業がここまで改悪するリニューアルは、
久々にお目にかかります。


4年ぶりとなる今回の「CNET Japan」の御粗末なリニューアルには、
なるほどと思わせる原因があります。

昨年初秋に朝日新聞社が、米メディア大手CBSのウェブ事業部門である「CNET Japan」を買収したのだ。

新聞社の姑息なホームページ設計(ページを細切れにしてPVを稼ぐ)は有名な話で、新聞社が運営するサイトの十八番です。

案の定、今回のリニューアルを紹介する朝日新聞社の子会社(=朝日インタラクティブ株式会社)のプレスリリースでは、

月間20,854,132PV、3,261,478UU<2010年4月>

と、PV数を真っ先に取り上げています。
(PV=ページビュー数、UU=ユニークユーザー数)

正直、読みにくいったらありゃしません!
いい加減、やめていただきたいものです。

そんなことをしないで、
サイト閲覧者に読みやすいサイトを作り、
評判や評価を上げ、閲覧者数を増やすことで、
正々堂々とPV数を上げたほうがずっといいと思いますよ。


なお、
新聞社が得意とするアクセス数水増しについては、
ページビュー数(PV数)」でも取り上げていますので、
よろしければお読みください。


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「ネット全履歴をもとに広告」を総務省容認。ディープ・パケット・インスペクション広告の問題

2010年6月1日

5月30日の朝日新聞の第1面のトップ記事、「ネット監視技術、広告利用に道|サイト閲覧・検索履歴…接続業者側で」には驚かされました。

インターネットの世界でも、かなり話題になっていますね。

「ネット全履歴をもとに広告」を総務省が容認すると、どうなるのでしょう? 少し長くなりますが、記事を引用します。

 インターネットでどんなサイトを閲覧したかがすべて記録される。初めて訪れたサイトなのに「あなたにはこんな商品がおすすめ」と宣伝される——。そんなことを可能にする技術の利用に、総務省がゴーサインを出した。ネット接続業者(プロバイダー)側で、情報を丸ごと読み取る技術を広告に使う手法だ。だが、個人の行動記録が丸裸にされて本人の思わぬ形で流出してしまう危険もある。業者は今後、流出を防ぐ指針作りに入る。

 この技術は「ディープ・パケット・インスペクション(DPI)」。プロバイダーのコンピューター(サーバー)に専用の機械を接続し、利用者がサーバーとの間でやりとりする情報を読み取る。どんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索をかけたかといった情報を分析し、利用者の趣味や志向に応じた広告を配信する。

個人的な意見を結論から言えば、
総務省の容認は気違いじみた愚行。脳みそを疑ってしまいます。
たとえ認めるにしても、ことの重大さからすれば、
容認の発想が根本的に逆
(もっとも例によって、ロビーイングに屈しただけなんでしょうけど。)

OKを前提に利用者にダメ求めるのではなく、
ダメを前提にし、OKを利用者に求めるべきです。

基本、ディープ・パケット・インスペクション広告を認めず、
ディープ・パケット・インスペクション広告の表示を希望する人のみ表示OKにすべきです。しかもそれはせいぜいウェブサイト単位で行うべきですね。(もっともこれだと現在のアマゾンのクッキー利用と同じになってしまいますが。)

総務省側は取得した情報の「流出防止が課題」といいますが、
そもそも個人情報を不正に取得していないかどうかをどう判断するか、
そのほうがよほど問題でしょう。

その判断は難しいですね。
ネット上のデータは様々な回線を経由します。
どこで不正取得したかどうかなんて判りません。

更に、あるホームページを覧ていて、
表示される広告(=ディスプレイ広告)が、
果たして、ディープ・パケット・インスペクション広告なのか、
それとも偶然に自分の興味のネット広告が表示されているか、
きちんと判断できるでしょうか。

それすら判らないわけですから、
(たとえ利用者がプロバイダー側に情報取得を禁止していたとしても)
個人利用レベルでは、不正取得されたことを見抜くことすらできないはずです。


つい先日、弊社ブログ「グーグルがアクセス解析 Google Analytics によるデータ収集をブロックするアドオンを公開」の中で、
個々のブラウザーは、外部から84%の割合で識別可能でるという記事に触れました。
ただでさえブラウザーが識別できるというのに、
それに加えてフォームなどの内容から自分の名前や住所が盗み見されたら、と考えると怖ろしくなります。

グーグルが暗号化対応のウェブ検索ページ(ベータ版)を公開」というブログを書いた時は、いちいち暗号化なんて面倒くさいな〜なんて思いも多少ありましたが、にわかにその重要性と必要性を思い知らされることになりました。



最後に一部重複しますが、重大な内容なので新聞記事を引用しておきます。

「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策

 インターネットでどんなサイトを閲覧したかがすべて記録される。初めて訪れたサイトなのに「あなたにはこんな商品がおすすめ」と宣伝される——。そんなことを可能にする技術の利用に、総務省がゴーサインを出した。ネット接続業者(プロバイダー)側で、情報を丸ごと読み取る技術を広告に使う手法だ。だが、個人の行動記録が丸裸にされて本人の思わぬ形で流出してしまう危険もある。業者は今後、流出を防ぐ指針作りに入る。

 この技術は「ディープ・パケット・インスペクション(DPI)」。プロバイダーのコンピューター(サーバー)に専用の機械を接続し、利用者がサーバーとの間でやりとりする情報を読み取る。どんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索をかけたかといった情報を分析し、利用者の趣味や志向に応じた広告を配信する。

 DPIは従来技術に比べてより多くのデータを集められるため、こうした「行動ターゲティング広告」に利用すると広告効果がさらに上がると期待されている。

 だが、情報を突き合わせれば、他人に知られたくない持病やコンプレックスなどが特定される恐れがある。技術的にはメールの盗み読みもでき、憲法が保障する「通信の秘密」の侵害にもつながりかねない。こうした点から、米国と英国では業者による利用が問題化し、いずれも実用化に至っていない。

 DPIは現在、一部のネット利用者が「ウィニー」などのファイル交換ソフトで通信を繰り返し、サーバーに負荷がかかって他の利用者に迷惑をかけるのを防ぐのに使われている。総務省もこの監視目的での利用は認めてきたが、業者側から新たに広告利用を要望され、昨年4月に作った識者による研究会の中に作業部会を設けて検討してきた。

 その結果、導入を認めたうえで、ネット業界に対し、(1)情報の収集方法と用途を利用者にあらかじめ説明する(2)利用者が拒否すれば収集を停止する(3)情報が外部に漏れるのを防ぐ——など6項目を求める「提言」をまとめて26日に公表した。総務省消費者行政課は、こうした情報収集の技術は発展途上にあり今後どう変わるか未知数のため、「あまり縛らず、緩やかな原則にした」としている。

 DPIの導入を検討している大手プロバイダー、NECビッグローブの飯塚久夫社長は「個人の特定につながらないよう、集めた情報はいつまでも保存せず、一定期間が過ぎたら捨てる。(プライバシーの侵害目的だと)誤解されたら全部アウト。業界で自主規制が必要だ」と話す。

 一方、新潟大の鈴木正朝教授(情報法)は「DPIは平たく言えば盗聴器。大手の業者には総務省の目が届いても、無数にある小規模業者の監視は難しい。利用者が他人に知られたくない情報が勝手に読み取られ、転売されるかもしれない。業者がうそをつくことを前提にした制度設計が必要だ」と話す。

 作業部会に参加した一人は「総務省の事務方は積極的だったが、参加者の間では慎重論がかなり強かった。ただ、『利用者の合意があれば良いのでは』という意見に反対する法的根拠が見つからなかった」と話している。

今回のディープ・パケット・インスペクション(DPI)広告導入の旗頭は、上記引用にも登場する大手プロバイダー、NECビッグローブの飯塚久夫社長とのことです。

NECビッグローブの企業体質、経営モラルにすら不安を覚えざるを得ません。

もし自分がNECビッグローブを利用していたら、
間違いなくプロバイダーを乗り換えますね。


ラベル:


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