「ダントツのSEO効果で検索エンジン上位表示を狙おう!キャンペーン」

2009年8月22日

先日、こんなタイトルのEメールが一通届きました。差出人は自分もサービスを利用させていただくことのあるこの業界ではそこそこ有名な会社。メールの内容は、いわゆるディレクトリ登録への勧誘です。

大手ポータルサイトへのディレクトリ登録によって、
良質な被リンクを手に入れられるサービス「Jエントリー」。

このメールのタイトルとメールの中身を読んだ時、実はとても違和感を感じました。

その理由を説明する前に、ざっと検索エンジンとディレクトリ登録について説明しましょう。

現在、日本における検索エンジンの利用比率は、

  Yahoo! Japan 45%
  Google 35%
  Bing(msn Live Search) 10%

で、合計90%を占めると一般に言われています。(msn Live Search は、2009年5月末から Bing beta版に変更。)従って、サイト運営者は上記3つ、ないしは Bing を除く2つの検索エンジン(2つで80%を占める)に対して検索エンジン最適化を図ればいいとされています。(なお、2009年7月末の米ヤフーとマイクロソフト社の提携により、米Yahoo! の検索エンジンの中身は Bing に変更。Yahoo! Japan がそれに追随するのは時間の問題とされています。)

要するに、80%以上のネット利用者が Yahoo! Japan と Google を利用しているので、通常我々ネット関係者にとって「SEO(=検索エンジン対策)」と言った場合、それは「Yahoo! Japan と Google に対する SEO」を意味するということです。

ところで、現在 Yahoo! Japan と Google の二大検索エンジンに対して有効とされるディレクトリ登録は、「ヤフービジネス(Yahoo! ディレクトリ登録)」のみと言われています。そして金銭的に余裕があれば、ついでに「クロスレコメンド」や「Jエントリー」へのディレクトリ登録をしておいて、多少のアクセス数のアップを期待する、というのがネットコンサルタントの大方の見解です。個人的にもこれまでの経験から、「Yahoo! ディレクトリ登録」が Yahoo! Japan や Google の検索結果に大きな影響を与えることを実感してきました。(それに大きな声では言えませんが、アクセス解析の結果から、実は「Yahoo! ディレクトリ」に登録すると、数十ページのサイトなら Yahoo! Japan から数百という被リンクを、数百ページのサイトになると Yahoo! Japan から数千という被リンクをもらうことになります。その点でも検索上位表示の理由になります。)

最初に述べた違和感というのは、Jエントリーへのディレクトリ登録が、「Yahoo! Japan や Google に対して、ダントツのSEO効果がある」と言うのではれば、それは嘘になるし、Jエントリーへのディレクトリ登録が「Jエントリーのグループ内の独自の検索エンジンに対して、ダントツのSEO効果がある」と言うのなら、言ってることは間違いではないが、結局 Yahoo! Japan や Google 以外の検索エンジンで上位になったところで大して意味はない、ということが元になっています。

もちろん、この宣伝メールはお金儲けのためのメールです。サービスを売りたくて配信したのでしょう。ただ、表現は甚だしく「いかがわしい」と言わざるを得ません。検索エンジンに対する知識が少ない人がだまされても仕方ない表現です。

この業界で仕事をして10数年になりますが、この手の「いかがわしい」表現に出くわすことはインターネットの世界でも非常に多いです! しかも油断ならないのは、一方ではとても有益なサービスを提供している名のある会社ですら、平気で自社サイトに「いかがわしい」バナーや公告を掲載しているケースがとても多いということです。(ちなみに、上記のメールを寄こした会社のサイトの場合、ヘッダーバナーは1週間掲載で50万円です。)お金のためとは言え、もう少し掲載企業を選ぶべきではないでしょうか。

ネット戦略の一環で、有料広告や有料サービスを利用しようとする際、少しでも心配のある弊社お得意さまは、是非デザクロまでご相談ください。最善の戦略をご提案いたします。

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